- Q. 「画像加工」の加工条件設定において選択可能な各画像フォーマットの特徴や違いは?
A. 画像加工の加工条件設定において選択可能な各画像フォーマットの特徴は以下の通りです。
▼JPEG
- 最大色数: 1677万色
- 圧縮方式: 非可逆
- 透過機能: 無
- アニメーション機能: 無
- ファイルサイズ: 小~中(圧縮率による)
- 最適な用途: 透明な画素が含まれないフルカラー画像
▼GIF
- 最大色数: 256色
- 圧縮方式: 可逆
- 透過機能: 有(ただし透過率は指定不可)
- アニメーション機能: 有
- ファイルサイズ: 中
- 最適な用途: GIFアニメ
▼PNG(256色)
- 最大色数: 256色
- 圧縮方式: 可逆
- 透過機能: 有
- アニメーション機能: 無
- ファイルサイズ: 中
- 最適な用途: インデックスカラーの静止画像
▼PNG(フルカラー)
- 最大色数: 1677万色
- 圧縮方式: 可逆
- 透過機能: 有
- アニメーション機能: 無
- ファイルサイズ: 極大
- 最適な用途: 透明な画素が含まれるフルカラー画像
JPEGは非可逆圧縮方式(圧縮すると画質が劣化し復元不可能)であり、なおかつ透過機能に対応していません。一方、PNGは可逆圧縮方式(圧縮しても画質が劣化しない)であり、しかも色情報とともに透過率の情報も保持します。そのため、画像をPNG(フルカラー)形式に変換した場合には、JPEG形式に変換した場合と比べてファイルサイズが極端に大きくなります。
また、PNG(256色)とGIFはどちらも色数の上限が256色であるためフルカラーを表現できません。フルカラーの画像をこれらのフォーマットに変換すると自動的に減色され、元のフルカラーの画像に復元することができなくなります。