- Q. 「サイト閲覧Proxy」の各設定オプションの機能は?
A. サイト閲覧Proxyの各設定オプションの機能は以下の通りです。
なお、初期値設定によりサイト閲覧Proxyの設定フォームの初期値を保存しておくことも可能です。
▼ページサイズ
本ツールでは1つのWebページのサイズが一定以上であれば分割して表示されますが、その際に何文字ずつ分割するかを指定できます(全角文字も1文字として数えられます)。なお、その「文字」には本文中のテキストの文字だけでなくHTMLタグの文字も含まれますので、リンクや画像が多いページでは実際に表示されるテキストは少なくなります。
ページ内容の一覧性を高めたい場合には大きなサイズを指定するべきですが、しかしその分一度に読み込む画像数も多くなりますので、通信量を抑えたい場合には逆に小さなサイズを指定すべきです。
ここで「文字数無制限/ページ」を選択した場合には1つのWebページを分割することなく表示できますが、他の選択肢とは異なりページ内の画像が本ツールの画像縮小用サーバーを介さずにダイレクトに読み込まれることになるため、万一その画像ファイルがリファラーによってアクセス制限されていた場合には画像が表示されませんので、この選択肢を選ぶ際はその点にご注意下さい。
▼画像
ページ内に表示される画像の最大サイズを選択することができます。ここで指定されたサイズを超える画像は最大サイズに縮小されて表示されます。
また、画像をタップした際にその画像を画像加工によって拡大表示するかどうかを設定することもできます。
画像を「省略」した場合にはページ内の画像は表示されず各画像は[]に置き換えられます。その[]部分をタップすることによってそれに対応する画像を表示できるようにすることも可能ですので、画像が非常に多く含まれるページを閲覧する場合や端末のバッテリーを長く持たせたい場合等に画像を省略する設定にしておくとよいでしょう。
なお、画像を表示する設定にしておいた場合でも、画面内の画像数が一定以上ある場合は超過分の画像が[]に置き換えられます。全ての画像を表示するためにはページサイズを落として下さい。
▼行間
行間とは、テキストの行と行の間にできるスペースの高さのことです(空白のみの行も一つの行とみなします)。例えば、行間が「無し」であれば、行と行の間が隙間なく詰められることになります。また、行間が「文字サイズと同じ」であれば、行と行の間に1文字分の隙間が空けられることになります。ブラウザの標準の行間は文字サイズの20%となっており、一般的に20~50%程度がWebページの閲覧に適した行間であると考えられます。
▼Referer
Referer(リファラー)を「送信する」設定にしておくと、リンク先のページにアクセスした際にそのリンク元ページのURLの情報が接続先サイトに通知されます。それは通常は問題ありませんが、場合によってはプライバシーの観点等から好ましくない状況も起こり得ます。
一方、Refererを「送信しない」設定にしておくとリンク元URLの情報が接続先サイトに通知されなくなりますが、一部のサイトではページが正常に表示されなくなる場合があります。その原因はそのサイトが他サイトからの直リンクを防止するために自サイト内からのリンクのみを許可しているためです。
これら両方の欠点を最小限に抑えたオプションが「同一ドメインのみ送信」です。このオプションを選択しておくと、遷移先のページのドメインが遷移元のそれと同じ場合に限りRefererが送信されます。
▼Cookie
会員制サイト等にログインするには基本的にCookieを有効にしておく必要があります。また、不正利用を防止するためにCookieを有効にしていないと利用できないサイトも少なくありません。したがって、Cookieは基本的に有効に設定しておいた方がよいでしょう。
しかしプライバシー保護を重視するなら、普段はCookieを無効に設定しておき、必要な時だけ有効に切り替えるようにするとよいでしょう。
▼User-Agent
User-Agentとは、アクセスしたサイトに通知されるユーザーのブラウザ情報です。この情報は偽装可能です。
基本的に重要な設定値ではないため、通常は初期値から変更する必要はありません。
ちなみに、本ツールで標準のUser-AgentとしてIE6が指定されている理由は、本ツールがJavaScriptに非対応であることから、Webサイトに対してIE6のような古いUser-Agent情報を送信することによってなるべくJavaScriptを使用しない静的なHTMLコードを返してもらうようにするためです。
▼サイト閲覧履歴
サイト閲覧履歴を「保存する」設定にしておくと、閲覧したページのタイトル・URL・閲覧日時等の情報がFILESEEKのサーバー上に保存されます。その保存された履歴データは後で検索・閲覧が可能です(最大3000件分)。保存された履歴データはユーザー本人の携帯電話以外の端末からは閲覧され得ませんので、基本的に「保存する」設定で問題ありません。また、保存された閲覧履歴はユーザー本人が手動でいつでも削除することができます。
なお、本ツールでは基本的にユーザーごとに割り当てられるサーバーが固定されていますが、この「サイト閲覧履歴」オプションの選択対象をもう一方の値に変更すると、割り当てられるサーバーも変更されます。したがって、万一サーバーがダウンして本ツールを一時的に利用できなくなった場合には、このオプションの選択対象をもう一方の値に変更することによりサーバーダウンの影響を回避することが可能となります(ただしサイト閲覧履歴の保存には影響が及びます)。
▼アフィリンク
アフィリエイトリンクだらけのサイトで迷子にならないために、表示するページ内から主要なアフィリエイトサイト(例:amazon等)へのリンクを除去できます。
また、いくつかの巨大掲示板(例:2ちゃんねるやしたらば等)では書き込まれた外部URLのリンク先はクッションページ(例:ime.nu等)となりますが、このオプションを有効にしておくとクッションページを省略して掲示板から外部URLに直接飛ぶことができるようになります。