A. 音ズレの原因として、まず転送された元動画自体が音ズレしている可能性が考えられます。もしそうであれば基本的には諦めて頂くしかありませんが、YouTubeのように同じ動画でも予め複数の画質のファイルが用意されている場合には、動画共有サイト側でエンコードする前のオリジナルファイルが音ズレしていない場合に限り、画質の異なるファイルを転送し直すことによってこの不具合を回避できる場合が稀にあります。
しかし、転送された元動画が音ズレしていない場合は、「音声サンプリング周波数」の設定値が適切でないことが音ズレの原因として考えられます。万一音ズレするファイルが作成された場合は「音声サンプリング周波数」の設定値を以下のいずれかの値に変更して再変換してみて下さい。
8kHz, 16kHz(推奨値), 22.05kHz, 24kHz, 32kHz, 44.1kHz, 48kHz
もし例えば35kHzのように「音声サンプリング周波数」として一般的に使用されない値を入力すると音ズレしたファイルが作成されることがあります。基本的にこの設定値の数値が大きいほど高音質になりますが、ただ大きければ良いというものではありません。適切でない設定値は音ズレの原因になりますし、それだけでなく携帯電話で再生できないファイルが作成されることもあり得ます。